「ユカリアタッチ」について
当院では、看護支援システム「ユカリアタッチ」を導入しています。
ユカリアタッチの主な支援機能についてご説明します。

1.電子化ピクトグラム（絵文字）機能

これまでは、検査や絶食の注意を紙に書いて、ベッド周りや床頭台にテープやマグネットで貼っていました。しかし、紙だと破れたり、情報を更新し忘れたりすることがありました。電子化されることで、そういった心配がなくなり、床頭台の上に表示されるので、患者さんも医療者も簡単に確認できるようになりました。

さらに、電子カルテとつながっているので、いつでも最新の情報が反映されます。これにより、ベッドサイドで飲水や食事制限、アレルギーの確認ができ、紙やマグネットを使う手間もなくなりました。

２．医療従事者診療情報参照機能

バイタルサイン（体温や血圧など）、飲んでいる薬、食事の内容、血液検査の結果などが電子カルテとつながって、自動的に表示され、更新されるようになりました。そのため、すぐにデータを確認できます。

この機能は、看護師だけでなく、医師や他の医療スタッフも情報を共有できるので、患者さんに説明するときにも使っています。

３．離床先管理機能

手術や検査のためにベッドを離れるとき、そのことを表示できるようになりました。これにより、医療スタッフだけでなく、お見舞いに来た家族も確認することができます。患者さんがどこに行ったのか分からずに探し回る時間がなくなりました。

４．バイタルサイン測定機能

測定した体温・血圧・脈拍・SpO2・血糖値の測定データを、測定器をかざすだけで電子カルテに登録できる機能も付加しています。
測定値をメモし、電子カルテに入力するという時間が短縮されたことで、看護師の業務負担軽減につながっています。